お庭で気持ちよく過ごすために、道路やお隣さんからの視線が気にならないように目隠しを作りたいと思いますよね。しかし、目隠し用のフェンスはコストがかかりますし、かと言って庭木も管理が大変そうで、どちらが良いのか判断がつかない方も多いです。今回は、お庭の目隠しはどうする?目隠しフェンスか庭木か、費用や役割でどう判断するか?失敗しない選び方3つのポイントをご紹介します。
本記事のテーマ
「お庭に目隠しを作りたい方」目隠しフェンスか、庭木で目隠しにするか、3つのポイントで選び方を解説
※お庭のデザインを300以上してきたプランナーが伝えるリアルな解説です。
この記事を読めば、目隠しフェンス、目隠し用の庭木、それぞれの「役割」「特徴(メリット・デメリット)」「コスト」の3つのポイントを知り、適切な目隠しを選ぶことができるようになります。
先に結論を簡潔にお伝えすると…
『目隠しフェンス』
初期投資できる予算がある場合や、境界と建物の間にスペースがない場所に目隠しを作りたい時。人の侵入を防ぎクローズドな外構にしたい場合。
『庭木の目隠し』
できるだけ初期投資を抑えたい場合。目隠しとしてだけでなく、庭木による様々な恩恵を取り入れていきたい場合。部分的な緩やかな目隠しが欲しい場合。
それでは詳しく解説していきましょう!
目隠しはどのような場所に必要なのか?
目隠しが必要なシチュエーションは様々です。
- 道路からの視線が気になる
- お隣の掃き出し窓や玄関扉が目の前にあり視線が気になる
- 水回りの裏が道路なので、磨りガラスだけど気になる
- お庭で部屋着で寛げるようなプライベート感を出したい
- 外から室内が見えないようにしたい
- カーテンを開けて、開放的に過ごしたい etc
家づくりをするときに、日当たりを確保するために掃き出し窓などの開口部を設けるかと思いますが、そのさきに何が見えるのか、どのように周りから見えるのかまで想定する必要があります。
家づくりを今から始める方は、外構計画と間取り計画は同時に進めて行くことを強くおすすめします。
お庭での過ごす時間を快適にしたい場合は、どの程度視線をカットしたいのかを考える必要があります。お庭をどのように使いたいのかを、イメージしてみましょう。
目隠しフェンスの役割や特徴
目隠しを目的として設置する場合は、しっかりとした目隠しであれば、高さ1800〜2400程度を想定します。
フェンスは隙間が1cm~2cm程度隙間が有るので、風通しを確保しながら、目線をカットすることができます。
目隠しフェンスは、劣化や経年変化をしてしまうので、美観を損なっていく可能性があることは忘れないようにしましょう。

このフェンスは防腐処理をした杉材、エコアコールウッドという木材を使用したウッドフェンスです。
地面から2mほどの高さがあります。本物の木なので、そこまで圧迫感は感じないかもしれません。
①目隠しフェンスの役割
- プライバシーを重視した、落ち着いた空間を作る
- 境界と建物の間のスペースがあまりない空間や境界ブロックや土留上に目隠しを作る
- 人が侵入しにくい囲われた空間を作る
- 外観の印象を変えたり、建物外観やコンセプトとの統一感を作る
②目隠しフェンスの特徴
- 基本的にメンテナンスフリー
- 高さ設定の自由度がある
- フェンスの板材の隙間が2cm前後あるので、風通しが多少確保できる
- 素材もウッドフェンス 、樹脂木フェンス、アルミ形材フェンスなど様々なものが選べる
- コストがかかる
- 暴風で倒れたり破損の可能性がある
- 圧迫感を人に与えることがある
③目隠しフェンスのコスト
高さや仕様で大きく変わりますが、業者に頼めば1mあたり6〜10万はかかります。初期費用はかかるが、施工後のメンテナンスは基本なしで良い。ただし、背の高いフェンスは暴風時の被害を受ける可能性があるので、火災保険の範囲内にしておくほうがベター。
目隠しフェンスは、長い距離を作ろうと思うと、かなりコストがかかります。できるだけ新築時に融資の中に費用を入れて作ってしまうのがおすすめです。
目隠し用の庭木の役割や特徴
庭木で目隠しで作るメリットはなんといっても、緑そのものから得られる効果です。ウッドフェンス にはない自然の景観を作ることができるので、癒しの風景や空間を一緒に作ることができます。
視線を緩やかに外す程度で良い、という場合には、常緑樹を利用して目隠しを作るのがおすすめです。
ただし、管理が必要になってくるので、ランニングコストや手間がかかることは忘れてはいけません。

手前はシマトネリコで奥がオリーブです。どちらも常緑樹で、目隠しとして有効な高木です。
①目隠し用の庭木の役割
- 人の視線を緩やかにカットする
- 部分的に目隠しを要する場所へ配植する
- 外からの視線カットだけでなく、室内からの景観を作る
- 外観の印象を変える(木をファサードに使用すると、建物の価値が上がったように見せることができます)
②目隠し用の庭木の特徴
- 主に常緑樹の中木か高木を使用する
- 庭木の剪定などの管理が必要でランニングコストはかかる
- 人にあまり圧迫感を与えない
- フェンスよりコストが抑えられる
- 完全には目線をカットすることはできない
- 暴風での倒木の可能性は、樹種によるがフェンスよりは被害は少ない。
③目隠し用の庭木のコスト
高木の3m程度であれば1本4万〜7万ほど。樹種や高さでだいぶ開きがある。フェンスよりは確実に初期費用が抑えられる。ただし剪定が必要なので、ランニングコストはかかる。
庭木は、やはり管理が発生してくるので、ここを許容できるかです。個人的には、目隠し効果意外にも、様々な恩恵があるので、投資価値はあるかなと思っています。
フェンスも庭木もそれぞれのメリット、デメリット役割があります。目隠しをしたい場所や得たい効果に合わせて使い分けて、2種類を組み合わせていくことをおすすめします!
