お庭にシンボルツリーを植えたいけど、何が良いのか分からない。という方も多いのではないでしょうか。今回はシンボルツリーになるおすすめの5種類のお洒落な高木をご紹介します。
シンボルツリーに適した木とはどんな木か?
シンボルツリーという名の通り、基本的にはお庭やお家の目印になったり、お庭の中でも一番大きかったり、目線を集めたりする重要な木です。シンボルツリーを見て季節感を感じたり、時の流れを感じたりするのも良いものです。
そんな大事なシンボルツリーですから、原則、自分が好きな木でOKです。ですが、デザイナー視点のおすすめの高木がありますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。
後悔してしまう理由とは?
シンボルツリー選びで後悔する理由は主に下記の3つです。
- 早く大きく成長しすぎて、剪定が追いつかず放置状態になってしまった
- 植えた木が環境に合わず、思ったよりも大きく健康に育たない
- 病害虫に合うことが多く、管理が大変だった
以上のような後悔をしないためには、慎重な樹種選びが必要です。
後悔しない!おすすめのシンボルツリー5選
1 ジューンベリー 高木・落葉樹

ジューンベリーは、その繊細な枝ぶりから、和洋どちらのお庭にも合う雑木風の庭木です。植えたいものが無い、という方にはとてもおすすめです。白く繊細な花は女性に人気で、実ができるので、お子様がいる家庭にもおすすめです。
- 成長が緩やかで、葉つきも多くないため、長い目で見ても管理しやすい
- 4月に白い花が咲き、6月は赤い実ができ、秋は紅葉、冬は枝のシルエットを楽しめる
- 実を食べにくる鳥を呼んで、お庭に鳥が居る暮らしを体感できる
- 半日陰でも育つので、日陰意外であれば育ちやすい
- 病害虫の被害が少ない
おすすめの植え方
1本だけポツンと植えるよりも、お庭のメインスペースなどに植えて、根元に様々な低木や下草を添えて賑やかな雰囲気にしてあげるのがおすすめです。
2 コハウチハカエデ 高木・落葉樹

コハウチワカエデは、カエデの類で、日本人に身近なモミジとの違いは、葉っぱの切れ込みが浅く丸っこい葉っぱが特徴であることです。モミジを植えたい、という方におすすめすることが多いです。イロハモミジやヤマモミジは、葉っぱの量が多く、小まめに剪定していかないと、美しい樹形を保つことができないからです。元は里山に自生していた木なので、根元に低木や下草、腐葉土でマルチングして保水性や遮光性を保ってあげると健康に育てることができます
- 成長が緩やかで、紅葉よりも葉つきが少なく管理しやすい
- カエデらしい紅葉を楽しむことができる
- 狭小スペースでも植えることができる
- 自然樹形が美しく、あまり剪定の必要が無い
おすすめの植え方
建物東側アプローチ脇など半日陰となる場所に1本立ち植えるのがおすすめです。ライトアップで葉っぱの裏を照らすと明るさが増し、幻想的な雰囲気が演出できます。
3 ハナミズキ 高木・落葉樹

ハナミズキを植えたい、というお客様は多くいらっしゃいます。お花が華やかですよね。街路樹に植えられてあることもあり、身近に感じる方も多いかもしれませんが、原産国は意外にもアメリカです。ですので、なんとなく洋風のお庭やお家にも合う雰囲気があります。
- 春に白やピンクなどの鮮やかな花が咲き、春の訪れを楽しむことができる。
- 樹形が単純で形を整えやすい
- 紅葉も楽しむことができる
おすすめの植え方
思い切って3m以上の1本立ちを広いお庭にシンボリックに植えるのがおすすめ。あえて足元には低木などは入れずに、全体的なすっきりとしたシルエットを楽しむ。
4 ソヨゴ 高木・常緑

常緑の高木で管理がしやすい木の代表格です。強い日差しには弱いですが、日向から半日陰まで植えることができます。華やかさはありませんが、日本らしい慎まやかな趣があります。
- 成長がとても緩やかで管理が楽
- 風に当たると聞こえる葉の擦れる音に風情がある
- 雌は赤い実を楽しむことができる
- 樹形が様々で、好みの樹形を選ぶことができる
おすすめの植え方
シンボルツリー兼、玄関扉前などの目隠しとして植えるのがおすすめ。樹形は様々あるので、多少金額がかかっても、職人さんや設計の人にかっこいものを選んでもらいましょう。
5 オリーブ 高木・常緑

洋風のシンボルツリーの代表です。大きくなるイメージもありますが、シルバーリーフで管理のしやすい木でメインツリーになるのはやはりオリーブです。管理も比較的簡単です。
- 初心者でも剪定が簡単
- 違う品種が近くにあれば実ができる
- シルバーリーフで一年中観賞性が高い
おすすめの植え方
オリーブはアプローチ周りのウェルカムグリーンでも、お庭のメインツリーとしてでもどちらでも合います。葉張りが大きくなるので、スペースがとれる場所がおすすめです。
植える場所や植え方は、プランナーさんと相談して、健康に育つ植え方をしましょう!
