お庭・外構記事

新築外構の費用の決め方3つの基準

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新築計画の際に、必要不可欠な外構計画。みなさんお庭の予算をどれだけとっておけば良いのか悩んだことはありませんか?資金計画の時、ハウスメーカーや工務店から提案された金額で本当に足りるのか?外構は家づくりでは後回しにされがちで、予定していた費用では全てやり切れなかったり、完成度の低いデザインになってしまうことが多いです。

家づくりの資金計画の段階で、外構にどれだけ予算を割けば、自分たちのイメージのお庭が作れるのかしっかり確認しプランナーさんと相談することで、後から慌てて費用を追加したり、後悔したりすることが無くなります。

外構予算を3つの基準を使って決めよう!

建物の予算金額から決める

家づくりの際に、住宅会社と建物の予算計画をすると思います。仮に建物計画を2500万円とします。この予算金額から、自分が実現したいお庭ボリュームに合わせて、外構予算を決めていきます。

  • 建物予算の5%=120万円   駐車場やアプローチのファサード部分のみ施工
  • 建物予算の7%=175万円   駐車場、アプローチとお庭スペースの一部
  • 建物予算の10%=250万円  駐車場、アプローチ、お庭スペース
  • 建物予算の13%=320万円  駐車場、アプローチ、お庭スペース、目隠し
  • 建物予算の14%以上     デザイン性の高い、より充実した外構

上記のパーセンテージはあくまでも目安です。また、決めた予算でお庭のどの部分を作るかは、土地の条件や施主の優先順位によって変更する必要があります。
まずは、目安として、自分たちの建物予算から上記のパーセンテージで金額を弾き出してみましょう。

建築地の敷地面積から決める

当たり前ですが、敷地面積に比例して外構にかかる費用は上がっていきます。建物が小さくても、敷地が広ければ施工範囲が大きくなるからです。建築地が広い場合は下記の計算式を使うことで、敷地全体を施工した場合のおおよその工事費用の目安を算出することができます。

計算式

敷地面積○○ ㎡ ✖︎ コンクリート施工費用の㎡単価 ○○○○円 = 外構予算目安

 例えば…

敷地面積 220 ㎡ ✖︎ コンクリート施工費用の㎡単価 8000 円 = 1,760,000円 

上記の例ですと、外構予算の目安は1,760,000円となります。全ての敷地をコンクリートにするわけではありませんが、全体の金額を出す上で基準にするには丁度良いかな、と思います。会社によって1㎡あたりの施工費用単価は違いますので、ご注意くださいね!

相見積もりや概算を2社からもらう

ハウスメーカーや工務店から提案された外構プランやお見積もり以外に、もう1社プラン作成と見積もり作成をお願いしてみましょう。

上記2つの基準だけですと、敷地状況や外部環境といった建築地の与条件を考慮した金額ではありません。例えば建築地が道路と高低差が1メートルほどあり、階段や土留工事が必要になると数十万単位で費用がかかる可能性があるからです。

また、クローズド外構といった目隠し塀で敷地を囲った外構や、カーポートやガレージ、サンルームといった施工金額が大きい要素があると、上記の基準で出した金額では足りない可能性もあります。

自分たちのニーズに合いそうな会社をもう1社選び、そこでプラン作成と見積もり作成をお願いしてみましょう。その際の注意点が3つあります。

  • 4社以上の相見積もりは時間と労力の無駄なので、最高でも3社までとする。おすすめは2社まで。
  • 金額交渉は基本しないようにする。
  • プラン図面を比較会社に見せないようにする。

相見積もりをして金額面のみの比較検討は本当におすすめしません。デザイン性やサービス、担当者との相性なども加味してコストパフォーマンのバランスの取れた1社を選んでいきましょう。

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金額交渉は比較の段階ではあまりお勧めしません。また、単純な値引き交渉はやめて、どうやったらコストカットができるのか、もっと他にやすい素材や商品がないのかなどを考えてもらうようにするのがベストです。

当たり前ですが、他社のプラン図面を使ってそのまま見積もりを依頼するのも、モラルに反します。デザイン性や図面作成の経費も含んだ費用提案ですので、絶対にNGです。

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以上3つの基準で外構の費用は決めていきましょう。

また、お庭は一度に全てやりきる必要はありません。ライフステージが変わると、お庭の使い方も変わっていきます。将来の自分の暮らしのイメージも鑑みながら、何もせずに余白を残しておくのもおすすめです。

最終的には信頼できるプランナーさんと予算や金額は決定して、納得できる庭づくりをしましょう!