庭木を植えることで、どんな管理が発生し、将来的にどのような状態になるのかが不安に思ったことはないでしょうか。
今回は、庭木を植えることで発生する管理やコスト、将来どんな状態になり、撤去するとしたらどのようなタイミングでどれくらいコストがかかることなのかを紹介していきます。
本記事のテーマ
庭木の基本的管理5つとそれにかかるコストを知ることができ、木がある生活のイメージを掴むことができる。
植えた庭木が、将来どんな状態になり、どのように処理すれば良いのかを知ることができる。
結論
・庭木を植えると「水遣り」「剪定」「防病害虫・駆除」「落ち葉の片付け」「肥料やり」の5つの作業が発生する。
・将来的には伐採、もしくは抜根する事になる
それでは、各項目を詳しくチェックしていきましょう!
庭木を植えることで必要な管理
① 水遣り
水遣りは庭木に関しては比較的負担は少ない方です。ただし夏の日照りが続いて放置してしまうと、水切れを起こし、翌年の枯れ枝の原因になるので、真夏は注意が必要です。
- 庭木に関しては植えて最初の1年は、夏は毎日水遣り、夏以外は週2〜3回
- 水遣りは、木の本数にも夜が多いと30分程度はかかることがある
- 2年目以降は、真夏の日照り続きの時を除き、原則雨水のみでOK
- 木の種類によっては、水を好むものもあるので、夏特に注意すれば良い
必要な道具やコスト
- 水圧のしっかりあるホース(太さが細いものは時間がかかるので、太めのものを選ぶ)
- 最初の1年は水代がかかる。2年目以降は特に気にしなくて良い
② 剪定
剪定は、庭木の中で最も金銭的にも時間的にもコストのかかる作業です。自分たちで病害虫防止のために、透かし剪定を行い、数年に一度は職人さんに強剪定をしてもらい、大きくなり過ぎないよう樹高を管理します。
- 剪定はできれば毎年1回が望ましいが、難しければ3〜5年に1回程度でも構わない
- 透かし剪定と言って、自分でできる範囲の剪定は毎年行った方が良い
- 透かし剪定をしないと、風通しが悪くなり病害虫発生の原因になったり蜂の巣ができる
- 透かし剪定は、素人だと1本2時間かかることもある
- 高木が4m以上になった場合、自分たちでは剪定が難しくなるので、職人に依頼する
必要な道具やコスト
- 剪定バサミ(普通のハサミはNG・3,000円〜5,000円あたりのものがおすすめ)
- ノコギリ(剪定用)枝が太くて剪定バサミでは切れないものはノコギリを使用する
- 脚立(大きくても3m10段のもの)
- 職人への剪定依頼費用 半日 2〜3万程度 1日 4〜5万程度 ※本数にも寄る
③ 病害虫の予防や発生時の駆除
虫がつかない木を希望される方がいらっしゃいますが、基本的に虫がこない木はありません。つきにくい木はありますが、虫がゼロで庭木と付き合うことは不可能なので、ここは受け入れていきましょう。剪定をしたり、土壌改良をして、樹木が育つ健全な環境や風通しを保つことで、病害虫が発生しないようにすることができます。
- 主に春先に、予防で防虫剤の散布などをする。必ずしも必要というわけではない
- 病害虫が発生した場合、ホームセンターなどで薬剤を購入し、散布などの処置をする
- 毛虫系や蜂の巣など、手で取り除かないといけない場合もある
- 虫は放っておいても虫の被害だけで枯れることは多くないが一部有る
- 虫→病気→枯れる、という流れがあり、病気の場合は放っておくと致死率が高い
必要な道具とコスト
- 定番の防虫、駆除剤はオルトラン、もしくは自然派のニーム
- あとは病気や虫それぞれに効く薬剤を購入し散布する
- 散布用の噴霧器が必要なときもある(2,000円〜3,000円程度)
④ 落葉の片付け
必ずしも必要な作業ではないが、近隣があまり庭木を植えてなかったり、仲があまり良くないようだと、落ち葉がたくさん近隣に行ってしまうと、角が経つこともあるので、周りの様子を見て木を植える量や配置を検討します。心配なようであれば境界近くには木を植えないなど、配置を工夫することで解決できます。
- 落葉樹は秋に一気に落葉し、常緑樹は春先から初夏にかけて徐々に落葉する
- 地面が土や植栽帯の場合は、そのまま放っておくと、微生物に分解されるので放置可能
- 木の周りが砕石や芝生などの場合は、片付けないと落ち葉が溜まるので片付ける
- 御近所さんに落ち葉がいくことがある。近隣の状況によってお互い様で済む場合は、特に気にする必要はない。周りの近隣環境を見てみて判断する
必要な道具とコスト
- 落ち葉を片付ける用の庭ぼうきや熊手、ちりとりなど
- ブロワー&バキュームという電動式の掃除機がある(12,000円〜50,000円程度)
⑤ 肥料やり
肥料も必ずしも必要ではありません。木がうまく育たないとき、肥料をあげてないからだと思ってしまう方がいます。しかし大抵の場合、水捌けが悪かったり、粘土質で根っこが伸ばせなかったりと、木が植わっている土壌が良くないことが、木の生育が悪い原因のことが多いです。肥料は、土壌に問題がない場合、さらに木の生育向上や実や花のつき方の手助けをする際に使用します。
- 絶対に肥料が必要なわけではないが、生育を助けたい場合に春先や冬前あたりに施肥
- ブルーベリーなど収穫が望めるものには肥料をやった方が、実りが良くなる
必要な道具とコスト
- その庭木にあった肥料を施肥する
- 主に油かすなどの緩効性の肥料で良い
植えた庭木の将来〜お世話になった木をありがたく伐採する〜
ご両親が庭木を植えるのに反対してくる場合は、自分たちが植えた木を伐採したり、剪定などの管理で苦労した経験があるからです。もちろん大変な面はありますが、それと同時に木の恩恵も受けていたはずです。庭木の緑に癒されたり、季節の移ろいを感じたり、室内の空調や温度調整の手助けをしてくれたり、建物外壁を守ってくれたり、外からの視線を遮ってくれたり、御近所さんとのコミュニケーションの場を作ってくれたりなど、庭木には、意図しないところでメリットを貰えることもあります。
こうした庭木の恩恵を忘れてしまって、大変だった印象ばかりが記憶に残ってしまっているのです。
植える前に、こう言った大変さや、木の将来を承知しておくことで、心構えができますので、ぜひ把握しておきましょう!
① 高木の場合は強剪定し、高さを切り詰める
強剪定が必要なシチュエーション
- 職人でも剪定時、高所作業車が必要な高さまで大きくなった場合(10m前後)
- 電線と緩衝してしまう場合
- 自分たちが剪定できる高さにおさめたい場合
- 災害時、倒木などのリスクを軽減したい場合
② 管理し切れないものは伐採もしくは抜根する
伐採に至るシチュエーション
- 金銭面でも、体力面でも管理し切れないと判断したとき
- お庭の作り替えや建物の建て替えの際、活かし切れず邪魔なとき
- 抜根はユンボといった重機が必要なので撤去処分にコストがかかる(ユンボに30,000円前後かかり、処分も根っこの処分は枝葉よりも割高です)
- 本数にも寄るが伐採は5万〜10万、抜根は10万〜30万は見ておく
伐採した庭木の二次利用を考えよう!
- 伐採した枝は薪として使用する。もしくは薪ストーブユーザーやキャンパーへ譲る・売る
- 伐採した枝葉で、ファイアーピットの燃料にしてアウトドアを楽しむ
- 大きな切り株などは、スツールにしたり、ある程度大きいものは売る
- 太い幹などは、花壇の縁取りやステップの土留に利用する
などなど、可能性は無限大です!
薪ストーブユーザーは、薪の調達に困っている人もいるので、知り合いで薪ストーブユーザーが居れば、もらってくれるか聞いてみましょう。
二次利用までしてあげれば、伐採された木も本望でしょう。
庭木の管理コストや将来像まで知っていれば、木を植えることへの恐怖は和らぐのではないでしょうか。庭木の管理コストなどは、植える木や環境によっても変わります。プランナーさんに、自分たちのイメージや希望を伝えて、 庭木の種類や配置は相談して決めていきましょう!
